新植民地主義

新植民地主義とは、第二次大戦後、アジア、アフリカなどがかつての植民地、従属国が次々と独立したため、植民地体制の崩壊の危機に直面して欧米帝国主義列強が、国家的独立を認めながらも民族抑圧と植民地支配を維持しようとして導入した新しい型の植民地支配や形熊のことです。
直接的支配を一般的な型とする旧植民地主義に対して用いられる言葉で、必すしも正確な科学的概念ではありません。新植民地主義の方法は、軍事な方法SEATO、CENTOなど軍事ブロックヘの編入、二国間軍事条約の締結、軍事援助などによる軍隊の駐留、軍事基地の設置、特殊戦争、局地戦争など、政治的方法、朝鮮、ベトナム、中国のような国土の分断、フランス共同体、マレーシア、南アラビア連邦のような連邦、共同体ヘの編入、傀儡政権の造出、クーデター、や政治指導者の暗殺、経済的方法、いわゆる経済援助や技術援助、投資、不等価貿易など、社会的、文化的方法、労働運動の分裂と反共化、思想教育、文化工作など多面的です。国連と専門機関、世界銀行、国際通貨基金など、その他の国際機関もこの政策の具とされることが多く、これらの方法が、所与の国に適用される条件は、帝国主義列強との緊張関係、その国の解放運動の発展状況、国際情勢などによって規定され、一つあるいは幾つかの方法が有機的に合わされて連用されることが多くなります。

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