台湾の帰属

第二次大戦末期に連合国が出したカイロ宣言及びポツダム宣言では、台湾および膨湖島が日本から中国に返還されるべきものと規定されました。しかし中国内戦での国民党政権の敗北と台湾への逃亡、朝鮮戦争の勃発とアメリカの反中国政策と蒋政権テコ入れにともなって、台湾の帰属の決定は保留されていきました。1951年9月の対日講和条約第二案では、台湾および膨潮島に対する日本の領土権の放棄が規定されただけでした。ここからアメリカは一つの中国一つの台湾論を持ち出し、またイギリスやカナダは、台湾の帰属は法的には決定されていないから国際会議で決定されるぺきだとの論を出しました。しかし近年では台湾は本来中国の主権下にあるぺき領土とされ、中華人民共和国に帰属すぺきだとの中国の主張が国際的に認められてきつつありました。

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