脱宗教

脱宗教はバングラデシュの国家政策で、旧パキスタンは東西それぞれ民族的にも言語的にも地理的にも同一性がないのに、ヒンズー教に対する回教という、宗教性同一だけで作り上げられ、西パキスタンの東パキスタンに対する民族支配を合法化してきました。そのために東パキスタンが西パキスタンの支配を脱し、民族自治と自決を勝ち取るためには宗教を民族統一の基構とするのではなく、言語、民族意識その他の歴史的、社会的案件の同一性を基礎にすぺきで、ラ一マン首相のアワミ連盟がパキスタン成立直後からベンガル語公用語化運動を開始したのもこうした宗教よりも民族意識に根づいたものです。新生バンダラデシュが統一を保ち自立国家を建設していくためには、82%の回教徒と13%のヒンズー裁徒の融和、そしてインドとの良好な関係確立が必要であり、ラーマン政府は社会主義、民主主義とともに脱宗教を国家建設の三本柱に据えていました。

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